先日、シビックタイプR(FL5)を含む複数のホンダ車で、ステアリングギアボックスの不具合によるリコールが発表されました。

リコールの概要
今回のリコールは、ステアリングギアボックスの不具合により、ステアリング操作力が増大するおそれがあるというものです。
対象車種は以下の通りです。
- シビックタイプR(FL5)
- シビック(FL1 & FL4)
- ZR-V
これらの車種は、ステアリングギアボックスのギア同士の噛み合わせ荷重設定が不適切だったために、グリースが押し出され、摺動抵抗が増加する可能性があるとのことです。
ステアリングギアボックスとは?
ステアリングギアボックスは、運転手のステアリング操作をタイヤの向きに変換する重要な部品です。
今回の不具合が発生すると、ステアリングホイールを回す力が大きくなり、運転操作がしづらくなります。最悪の場合、事故につながる危険性もあるため、リコールによる改善措置が必要となります。
改善措置
リコールの対象となっている車両のユーザーは、自動車メーカーからの通知に従い、速やかに点検・修理を受けるようにしましょう。
改善措置としては、以下のいずれかの対応が行われます。
- 対策品のスプリングに交換
- ステアリングギアボックス自体を対策品と交換
ユーザーへの注意喚起
今回のリコールは、ステアリング操作に関わる重要な不具合です。対象車種にお乗りの方は、早めにメーカーに連絡し、点検・修理の予約をすることをお勧めします。
また、リコール対象となっていない車種でも、ステアリング操作に違和感を感じた場合は、念のためディーラーに相談することをお勧めします。
直近のリコール情報

2025年1月31日、ホンダは「N-BOX」など8車種のリコールを発表しました。
改善措置: 無償で部品交換・修理
対象車種: N-BOX、N-BOX CUSTOM、N-BOX JOY、N-ONE、N-WGN、N-WGN CUSTOM、N-VAN、N-VAN FUN
対象台数: 約156万台
製造期間: 2017年7月~2024年11月
不具合内容: 排ガス再循環装置の不具合により、走行中にエンストする可能性